業績をあげる社内情報の有効な共有事例はありますか?

私は動画撮影とWEB上へアップをお勧めしています。私のクライアントの活用事例を紹介します。肩肘を張らず、「こんないいことがあったよ」「こんな良い事例が見つかったよ」と誰かに話す感覚でカジュアルに行うことがコツです。

(飲食業 年商60億 従業員数200名) 

サービスの改善やプロモーションの取組みについて以前は店長会議だけで共有していたが、パート・アルバイトも全員浸透させるために、You-tube(期間限定)にアップ。全員が見られるようにした。

(商社 年商400億 従業員数180名)

全国に拠点があるため、管理職研修(新任・中堅・上級)、人事制度の説明、人事考課者研修などをYou-tube(期間限定)にアップ。何時でもどこでも管理職が見られるようにした。

(小売業 120億 従業員数400名)

陳列・POPなどの成功事例、プロモーションの取組み、お客様のナマの声(喜びの声)などを全店で共有。独自の社内WEBシステム内にアップ。

昔、私が駆け出しの頃、社員研修を数多くやらせていただきました。そのときに実感したのは映像の力です。

「社長が怒っている映像」、「専務がゲキを飛ばす説教」などは絶対に避けて、店内で「うまくいった事例」「活躍している人」「業績の良い店」「人使いの成功事例」などの成功イメージを共有することが重要です。「私たちもこんな会社・店舗になりたい」「オレもこんな人になって活躍したい」と思ってもらうのです。特に店舗展開の業態に効果を発揮します。

切手貼りを例に説明してみます。新入社員男性に、1人ずつ1000枚の切手を渡し、封筒に貼るように命じます。1時間くらい経つと、まだ全部貼れていない。普通は80分~120分かかる。

次に、数人の女性に同じように切手を1000枚ずつ貼ってもらうのですが、競争して、早くきれいに貼ってもらいます。これを、先に1人で貼って80~120分もかかった新入社員男性に見学させます。彼女らは一所懸命競争しているので、早い人で20分、遅い人でも50分くらいで貼り終わります。

そこで今度は、最初の80~120分かかった男性と、女性のグループ中、最も遅く50分かかった女性に、もう一度1000枚ずつ貼ってもらいます。ただ、今度は一番速く上手に貼った人、いわゆる20分で貼った人のとおりマネをさせます。その場合、大体25分~35分で貼り終わり、50分かかった女性も35分くらいで貼ってしまいます。

生産性が大幅に向上するということです。

つまり、競争を意識させたり、成功モデルを見せて上げたりすると、従業員のやる気を引出し、強い現場をつくることができます。これを見習って、タダのITシステムを使って映像共有しようということです。

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