日本で一番年収の高い会社に学ぶ労務方針
先週の週刊誌に30歳で最も年収の高い会社として、「キーエンス」が1位としてあがっていました。社内の平均年収も1,600万円を超えるそうです。
この会社、新大阪に本社がある会社です。実は私が就職活動をしているときに、大学の先輩にキーエンスに勤務されている方がいて、「福田君も来ないか」と誘われたことがあります。
当時の先輩の誘い文句も、「仕事はめちゃくちゃきついけど、稼げるし、成長できる」というような説明だったように記憶しています。
あれから、20年以上が経ち、会社の社員への考え方・やり方はほぼかわらず貫かれ、今に至っているだと思い、感心しました。社員の平均年収1,600万円、営業利益率40%以上の会社を内部で体験してみたかったな、という思いは今ではもっています。(すぐにへこたれてしまうでしょうが・・)
今はやりのワークライブバランス、働き方改革、そんなも概念はないでしょう。とにかく、日々成長し、戦闘集団として、利益をたたき上げ続けるのです。その分給与を払うのです。
この会社、なぜブラック企業だと叩かれないのでしょうか。それは、一言でいえば、社員の求めるものを理解し、それを提供できている会社だからです。
●労働の過酷さに見合う有形・無形の対価を払っていること
●社員がその過酷さを選択していること(つまり、20代はワーク、ワーク、ワークと覚悟を決めて入っている事)
があげられると思います。
結局、ワークライフバランスというのは、「仕事」と「家庭」と「趣味・プライベート」という大きく分ければ3つの時間の使い方の選択の問題です。それは年代ごとに、本人の価値観ごとに変わってくるものです。
つまり、会社はキーエンスがやっているように、自社の労務方針はコロコロ変えずに、一貫性をもって発信・制度化しておく必要があるということです。
労務方針とは会社の社員に対する考え方の事です。
●どんな社員を求めるのか
●社員のどんな行動を求めるのか
●社員にどのように報いていくのか
●年齢に応じた処遇はどのように考えるのか
●業績によりどの程度格差をつけるのか
●社員には定年まで勤めあげてほしいのか、それとも●年単位で入れかわるのか
●評価の重要ポイントは何か
これがブレていると、能力があるからといってミスマッチな人を雇ってみたり、価値観を統一できずに組織がバラバラになったりと良い事がありません。