試用期間と言っても結局、情がうつってしまい、解雇しにくくて3か月経過してしまいました。どうしたら良いですか? 2022 8/26 募集・採用 2013年8月27日2022年8月26日 試用期間は本採用前の重点審査期間ととらえ、段階的な育成を視野に入れながらも、適性(入社後に教えられない特性)を保持しているかを意図的に見ぬくための働きかけが必要です。つまり、育成に足りうる人かを仕掛けて見極めることが肝要です。 よく試用期間は3か月間で、その間に歓迎会などを行ってしまう会社がありますが、歓迎会などを試用期間中に行うなどはもっての他です。4月に入社した試用期間中の社員に10月の社員旅行の出欠をとったりするのもダメですね。 試用期間中は問題を起こす人(問題となる人)の類型ではないかをチェックすることです。 ① 勤務態度(協調性・積極性・規律性・責任性) ②能力不足(同じミスを何度も起こす、ミスが多くて治らない等) ③病気 ④私生活上の混乱 特に①②の見極めが重要です。協調性をとれない人物、素直さに欠ける人は切って下さい。組織力が落ちますし、成長が見込めません。 また、能力不足とは、ミスが多い人に注意です。ミスが多いというのは1回注意しても何度も同じことを繰り返すことです。不慣れだから最初失敗するのは当たり前ですが、ミスが多くて困るのは1年経っても2年経っても改善しないのです。これを試用期間中に見極めたい。あまりにもミスが多いのは本人のポテンシャルというより、精神疾患が発症している(治癒していない)ことも多い。 それと試用期間は3か月ではなく、少なくとも4か月、できれば6か月にすべきです。1年でもいいくらいです。試用期間中に欠勤などが多い場合、就業規則に規定しておき、本人に通知すれば延長できます。しかし、「まだ能力をはかりかねる」といった程度では原則として本人の合意がない限り試用期間の延長は難しいからです。 募集・採用