やや景気が上向き加減のように感じます。社員の給与のベースアップや退職金制度を作りたいのですが?

ムードで給与を上げてはいけません。給与は一度上げると下げれないからです。
 利益が出て社員に還元したい場合は、処遇向上は賞与で行うべきです。

参院選挙で勝利した自民党は今後、税や社会保険料の負担増を加速させます。医療保険や年金など社会保障制度や財政再建の道筋も全くついていません。
従来の利益団体に顔を向けた政治家ばかりなので、根本的な経済構造を変革することができないでいます。つまり、入りと出の「出」をおさえこむことができないのです。

社会保障改革プログラム(案)が出されましたが、高齢民主主義のため年金に、日本医師会の反対で医療に対して全くといいほど、メスが入っていない。その代わり介護がキュー、キューと締め付けられている内容になっています。オリンピックの東京開催招致の成功など、ムードはあがっているように見えますが、中小企業はこれから特に社会保険料・消費税の増税によって益々厳しくなるとみておくべきです。これからが大変なのです。

この数年が日本も、日本企業も「本物の自力」をつける本当のラストチャンス。残された時間は少ない。浮かれずに地の足のついた経営改善を粛々と実行するのみです。

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