給与計算の締め日の変更をしたいのですが? 2022 9/21 給与計算実務ブログ 2021年9月10日2022年9月21日 給与計算の締め日の変更をしたいというニーズがあります。締め日と支払い日がタイトで事務がまわらない、会計上の締め日にそろえないなどの理由からです。たとえば、「20日締めで25日支払い」の会社が、「10日締めの25日支払い」に変えるなどです。会計上は支払い日の変更なので、損益に影響ないのですが、問題は社員の生活です。この例でいえば、およそ10日分(又はこの期間にかかる出勤分)の給与が変更月で減ってしまいます。 これは大きな壁になります。 おおむね以下のパターンになります。 ①変更月の25日支払いの給与は満額払う(つまり、会社が負担する) ②減額による影響を緩和するために、賞与月とあわせる(賞与を若干増額するなどもある) ③無利息の貸付制度を設ける(これはあまり利用されない) 上記の例で「20日締めの25日払い」を「15日締めの25日払い」とするなど、「5日間」の変更にとどまる場合はよりやりやすくはなります。「5日」程度であれば、上記①②③のいずれか、又は組み合わせでまず乗り切れるでしょう。 変更のプロセス上の注意点としたら、できるだけ事前に社員に通知することです。社員のキャッシュフロー上の不利益があるならなおさらです。 給与計算実務ブログ